あらすじ
長い眠りから覚めて、魔神のセナはランプの中から飛び出した。
目の前にいたのはカイルという美しい青年。
「驚いたな、本当に現れるなんて」
朗らかに笑った彼は、ラクサという街に向かっている旅の若者だった。
魔神とは名ばかりで、魔法もろくに使えないポンコツのセナに優しくしてくれたカイルは、偶然拾ったセナのランプを大事にしまって旅に同行させてくれた。
人間の世界が初めてのセナは、目にするもの全てに驚きつつも、カイルの望みを叶えるお手伝いをするべく奮闘する。
一人きりで旅をしていたカイルには、ラクサで開かれる精霊への謁見の儀に参加したいという願いがあった。
謁見の日に間に合うように砂漠を旅する二人。
セナは優しいカイルに心を開き、彼の役に立ちたいと思うようになるが、楽しく旅を続けるうちに別れがくるのを寂しいと感じるようになる。
そのうち魔神のセナに執着する商人やカイルの身内も現れて、予想外の事件に巻き込まれながら二人の旅は終焉に向かう。
自分がカイルに感じるこの気持ちは何? と戸惑いながら必死で頑張るセナと、訳あり青年カイル、二人が最後に見つける答えとは……?
《爽やか男前の訳あり好青年×魔法が使えない落ちこぼれのちびっ子ジンの恋と成長のロードノベル。BLです!》