あらすじ
ヴィクトリア・バリソワは四歳年下の第三王子ジェイコブの婚約者だった。
彼女は感情の起伏が少なく完璧すぎることから人形令嬢と呼ばれていた。
そして妹のエルジーに惚れたジェイコブに『婚約を解消して欲しい』と言われたことで、己の前世を思い出す。
ヴィクトリアに転生する前は『おじさま』が死ぬほど好きな枯れ専女子だった。
一におじさま、二におじさま……すべての人生をイケおじに費やしてきたのだが、ついにイケおじしか出てこないという念願の乙女ゲームの発売日に、呆気なくトラックに轢かれて死んでしまう。
しかし、駆け寄ってくれたトラックの運転手も香ばしいイケおじだったため、死に方としての悔いはない。
そしてとある乙女ゲームの悪役令嬢エルジーの姉であるヴィクトリアは、彼女の策略に嵌められて本来なら牢に入るはずだった。
記憶を取り戻したヴィクトリアはもう人形ではなかった。
物語通りに進むつもりなどない。
目の前で顔を伏せるジェイコブを見て思うことはただ一つ。
(────全然ッ、足りねぇわ!!!!!!)
ヴィクトリアはすべてをエルジーに譲り、好みのおじさまたちにアピールを開始する。
すべては推しているおじさまを幸せにするために。
そして素敵なおじさまとの最高の時間を楽しむために。
「わたくしは自分の“好き”を貫き通しますわ!」
ヴィクトリアの快進撃が今、始まる!