あらすじ
主人公は王道ファンタジーゲーム【レジェンドサーガ】の世界にザックスというエリートキャラとして転生する。
物心ついてから数年。
弛まぬ努力の結果原作と同じポジションである騎士団の団長にまで上り詰めた。
そんなある日原作本編のストーリーが始まった。
原作主人公が騎士団に入団するために試験を受けに来る。
これは原作では負けイベのチュートリアルとなっており、天地がひっくり返ってもザックスが勝利するようになっていた。
「努力もしてきたし、まぁ勝てるっしょ」
チュートリアルを開始したザックス。
原作主人公の少女アメリアと向かい合ったが、様子がおかしい。
原作にはなかった強気なセリフが何度も出てくる。
挙句の果てに、これだ。
「私と同じ世界に生まれてしまった不運を嘆くがいい。私は負けイベとストーリーをぶっ壊しにきた」
違和感を覚えたころには遅かった。
戦闘が始まる。
アメリアの強さは明らかにおかしかった。
チートでも使ってるんじゃないかというくらいのもの。
やがてザックスはあっけなく膝をつかされてしまう。
負けてから気付いた。
原作主人公の中の人が有名なやり込み勢の廃人プレイヤーだということ。
だが周りはそんなことを知らない。
ザックスに求められていたのは【勝利】という結果のみ。
結果を出せなかった彼の末路は悲惨。
「ザックス、弱者に価値無し。お前クビな」
副団長のその一言で団長の座を剥奪されて騎士団を追放される。
たった一度の敗北で地位も名誉もすべてを失ってしまう。
ザックスはアメリアにリベンジを誓う。
「次会った時は俺がお前をボコす。これが最初で最後の勝利の味だ。よーく覚えておけ」
「望むところ。挑戦待ってるから」
ザックスは田舎で1からやり直す事にしたのだが、そこにはすべてを失ったザックスを快く受け入れてくれる美少女たちがいた。
「あれ?これ原作ルートよりよくね?」
多くの村人に帰ってきたことを喜ばれる、そんなめちゃくちゃいい環境でザックスの人生はもう一度始まる。