あらすじ
歴史が苦手なコロンが!同じく歴史が苦手ぬあなたに送る!難しくない歴史!
ちょうど500年前のイギリス貴族の物語り。
ヘンリー8世の第二妃の姉、メアリー・ブーリンの視点。
《 午前中のやわらかい光が部屋いっぱいに差し込み、開け放たれた窓から入る風がレースのカーテンを揺らしている。
私は窓辺に椅子を移動させ、暖かな日差しを背に本を読むことにした。
静かで心地良い時間が穏やかに流れる。
暖かさに身を任せ微睡まどろみの中に落ち始めた時、普段から徹底的にマナーを守るはずの妹アンがノックもしないで私の部屋に飛び込んできた。
「お姉様!」
息を弾ませ頬を赤く染めてニコニコと微笑むアン。
そんな可愛らしい笑顔を見せられては怒るわけにもいかない。
「まあ…そんなに慌ててどうしたの?」
私はアンの乱れた前髪を、指先でそっと直してやる。》
運命に逆らうアンと、流されるメアリー。
500年後に笑うのはどっちだ。