あらすじ
大陸に唯一存在する魔法学園は、古くから魔力を持つ男子のみが通う事を許されていた。
そんな古臭いしきたりに異を唱えたのが、大陸の最北端に住む伯爵令嬢、アイネ・リデル。
いつか性別問わず誰でも通える魔法学校を作りたい。その夢を叶えるべく、アイネは性別を偽り全寮制の魔法学園に入学することを決めた。
秘密がバレないように目立たずに過ごそうと思ったものの、入学初日に監督生であり大国の第二王子であるリヒト・ハワードに興味を持たれてしまう。
「君は、僕の初恋の人に似ているんだ」
リヒトは七年前に出会った少女に熱烈な恋心を抱いており、再会を望んでいた。
一方、恋心を打ち明けられたアイネは、過去の記憶と結び付いて震え上がる。
(リヒト王子の初恋の相手、紛れもなく私だ……)
なんと幼い頃に慰めた少年がリヒトだったことが発覚。しかし男装している状態では真実を打ち明けるわけにはいかない。
厄介なことにリヒトからは学内限定の「弟」になって、初恋の人を探す協力をしてほしいと頼まれてしまった。
「僕は彼女に救われたんだ」
「再会したら、お嫁さんにしてたくさん可愛がる」
「彼女が喜ぶ姿を想像するだけで幸せな気分になる」
……あの、本人の前で惚気るのやめてもらえます?
初恋をこじらせた監督生に翻弄される男装令嬢。
この男に秘密がバレたら、もう逃げられない。
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