あらすじ
学園の卒業パーティで隣国の姫ヴェロニカは、皇太子スチュアートに婚約を破棄された。
男爵令嬢ピオニーをいじめ抜いたと糾弾され、ヴェロニカは破談を飲み、学園を去って国元へ帰る。
だがそれは、彼女の望みの結果であった。
ヴェロニカは人質同然に帝国に嫁がされようとした身であり、故郷には想い人もいた。
何より、このままスチュアート皇子との婚姻を結べば、いずれ故国は隷属を強いられていただろう。
婚約の破棄、両国同盟関係の尊守を盛り込んだ契約書を交わし、ヴェロニカは学園を出たが…………国境を過ぎたところで、彼女に賊が襲い掛かる。
祖国を前にして、ヴェロニカの運命や如何に。