あらすじ

秋月史郎が暮らすアパートに尼子冴絵という少女が引っ越してきた。短い会話をしただけで史郎は尼子の声色に恋してしまった。 だが尼子は史郎が同じクラスの高校生だと知るととたんに口をきかなくなる。そして尼子は自ら律した戒律で沈黙を続けると宣言し、一切声を出さなかったのである。 そしてついたあだ名が『沈黙のシスター』であった。  そんな頃史郎の元に妙な手紙が届くようになった。 ――尼子冴絵から目を離すな――  ……差出人不明の謎の手紙である。  そのことから史郎は尼子に注目を始めた。ところが近頃連続して起きてる放火事件の現場に必ず尼子の姿があるのを知る。  そんな尼子を実は放火犯ではないかと史郎は疑惑を持ち始めてしまう……。  だが真犯人は別人だった。  尼子は自身の復讐のために犯人を追っていたのである。そして尼子が自ら定めた戒律とは復讐の成就のための願掛けだった。  事件がすべて明らかになった後、最後に残されたのは謎の手紙。……だがそれは声を出せない尼子冴絵が史郎に送ったラブレターであった。

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カクヨム
カクヨム2024/02/27
  • 現在の作品沈黙のシスターと、その戒律