あらすじ
女子校一時限目、第一次世界大戦です
世界中の女子中高生達に国の計らいによって、約6000kmの新大陸にて夢を見せることを約束された。そこには最高級のブランドがずらりと並んだモール、トレンドを最速でキャッチした流行りのスイーツ、十色の自然。そして現在最先端の技術でそれらを管理する生徒固有の自由を尊重した教育機関、要するに大陸規模の中学高校。最初そう聞かされた時はどんな青春が待ち受けているのか列車に乗せられた少女達が送られたのは…
焼け爛れた戦場には砲弾、毒ガス、戦車、疫病がたけり狂う。苦熱にうめく兵士が全戦場を埋め尽くす人類史上最も酷い戦争、110年前のあの第一次世界大戦であった。もちろん少女たちはあらぬ現実の銃口をつきつけられ、絶望した。だが第一次世界大戦には数多もの物語があった。ある者は絶望の嵐の中特異も無い一兵士として泥を貪りながらも立ち向かい、ある者は唯一心を許した友と超空の覇者を望み、そしてある者は数十万の鼓動がする覚悟の海の命運を握る恐れぬ艦隊の、ある者は最西から最東までの旗なき戦いにて最後のアラビアンとして騎士であり続けた。これは戦争を重く、残忍に、冷酷に表してはいるが、悲劇のための物語ではない。