あらすじ

好きな男の子がいた。 彼……笠木くんは頭はあまり良くなくて、顔立ちも平凡で、パッとしない。ただ明らかに浮いている私を受け入れて優しくしてくれた、私にとっては特別な存在だった。 何度も「好きです」と冗談めかして言っていた。笠木くんが応えてくれることはなかったけれど、それでも良かった。 だって恋している時間は楽しかったから。 でも私は、恋する乙女ではいられない。そういう立場だ。 だからある日、学校からの帰りに降り出した雨に託けて、私は彼を誘う。 まるで、何でもないかのような顔をしながら。 「私、傘を持ってきていなくて。もし良かったら、貴方の傘に入れてくれませんか?」 ※エツハシフラク様主催の『匿名現代切恋企画』に参加した作品です。 ※エブリスタに重複投稿しています。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2024/07/22
  • 現在の作品雨上がりの空の下で、初恋だった貴方とのさよならを。