あらすじ
小学六年生の元・小説家志望、落葉灯露唯(おちば ひろい)は、ある理由から小説を書くことをやめると決めていた。
ところがある夜、ヒロイが書いた小説のキャラクターが現実世界に現れる。
ヒロイは『小説家』と呼ばれる特殊能力を持った存在で、自分で書いた小説を具現化することができるらしい。
そこに誕生した世界は、創った人間が心から望む、理想の世界。
だけど世界が生まれた瞬間に、そこにはもう一つ生まれるものがある。
デッドライン――意味は、〆切。
ここでの意味は、文字通り「死の一線」。
デッドラインを越えても完成しなかった物語は、消滅し、二度と誰にも届かない。
デッドラインを、越えるな。デッドラインを超えろ。
互いに傷を抱えた小説家と編集者は、バディを組んでハッピーエンドを掴み取る――。
「私はやっぱり……小説が、書きたい!」
小説家の魂と、編集者の叫びと、この世界への無限の愛の物語。
私は、書くことが大好きだ。
あなたが生きる、この世界が大好きだ。