あらすじ

①『灼熱令嬢と永遠の果実』 1933年―昭和8年。 魔術や怪異のような超常の存在に溢れ、史実と僅かに異なる歴史を歩んだ世界。 超常の力を持つ人間は境界人と呼ばれ、超常から社会を守護する役割を担っている。 関東大震災で親を喪った御影奏彌は、超常の符術に触れて境界人となった。 それ以来十年間、彼から全てを奪った怪異を憎悪し、それらを殺し続ける生活を送っている。 そんな彼がある日出会った、炎を操る少女――橘禊。 人を脅かす怪異にも手を差し伸べ、救いを与え、理解を試みる......そんな彼女と肩を並べて戦い、共に同じ時を過ごす時間が、次第に奏彌の在り方を変えてゆく。 ②『灼熱令嬢と海神の御子』 偽窮者騒動より1年。 月城の口利きで『局』に雇用された奏彌と禊は、ヒトと怪異が共存できる世界を夢見て力を振るい続ける。 そんなある日、警視庁から局に一本の電話が入る。 曰く、『火遠理』を名乗る不審者を確保したものの、橘に会わせろと五月蠅いとのこと。当然のことながら、禊にはてんで心当たりがない。 ともかく二人は男の引き取りに向かうが……様々な偶然と不運が重なり合って、禊が姿を消してしまう。 禊に対する、口にできない秘めた想い。かつて愛した女に対する、深い悔恨と再会への願望。それらを抱えた奏彌と火遠理は、蛇竜の力を秘めた女を『お目付け役』として伴い、禊の救出に動き出す。 三人が目指すは日向灘、火遠理にとっての因縁の地。 離別した二組の男女は、隼人の故地で何を思うのか。

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カクヨム
カクヨム2024/06/02
  • 現在の作品灼熱令嬢と永遠の果実