あらすじ
未曽有の災害、疫病蔓延後の2075年。世界恐慌の果ての荒廃した日本と世界が舞台。日本は政党政治が崩壊、大企業五社の連合組織が統治していた。組織の総裁は最大の企業寺島ホールディングスの会長寺島麻莉(88)。彼女の後継者、孫の綾人が出張中西大陸の砂漠の地で自治集団「ジュンガル」に拉致される。示された解放の条件は、ジュンガル最高指導者(ローラン)の臓器移植手術。さらにジュンガルは移植チームの編成、構成を指示してきた。チームの代表は寺島麻莉、または親族。移植ドクターは桂木奈津子。護衛兵士は一人。作業用ロボットは一体、などである。チームの代表は綾人の婚約者、黒崎桜子(18)。ドクターは桂木奈津子(52)。兵士は老兵成田毅(72)。作業用ロボットは「ジャン」。彼らの使命は、綾人が次期総裁に決定する期日である十一月三十日の日没までに、彼を伴って日本に戻ってくることであった。
九月初め、チームはジュンガルへ向かう。その前線基地で、一行は臓器提供のドナー(マーラ)と面接する。彼女の条件は自分の記憶を指導者に移植することだった。ローランの移植手術は成功する。すべてが順調に進み、日本へ帰還できると思った矢先、温厚で人格者であったローランが邪悪で狂暴な魔女に変身する。
シルクロードを拠点とする武力集団「ガルバン」が攻めてくる。ローランは綾人とドクターを人質にとり、ガルバンと闘うことを強要する。過酷な闘いは勝利に終わる。さらにローランは老兵とドクターを人質にとり、桜子は綾人と共に日本に帰ることが許される。日本への帰路、二人は五社連合の何者から妨害、攻撃される。過酷な環境の中、絶体絶命のピンチに陥る。ジュンガルから脱出した成田と桂木と共に、戦いを続け、期限までに無事帰還する。