あらすじ
典型的ブラック企業に勤める主人公、黒務社(くろむ やしろ)には、二つの悩みがあった。
一つ、勤務先がブラック系マネジメント会社であり、社風は『社員の手柄は会社の手柄』であり、入社三年目にして成績トップに登りつめたものの、収入は一向に上がらず、毎日サービス残業の日々であること。
しかし、それがもはや可愛らしく思えるくらいに、二つ目の悩みは深刻だった。
「まーた始まったよ……」
そう、その悩みとは――
「やぁこんばんは。僕はおっさん系VTuberの泊魔出酒剛(はくまで しゅごう)だよ。今日も飲酒配信やってこー!」
隣の部屋の住人が、おっさん系VTuberだということである。
毎日の如く酒を飲んではバカ騒ぎ。おかげで社は、満足に睡眠をとることも出来ていない。
ある日、仕事のストレスも重なり、とうとう限界を迎えた社は、意を決して、隣の住人に文句を言いに行くことにした。
そうして、
「おいお前! 毎晩毎晩うるせーんだよ! なにが吐くまで酒豪だ! 空き缶回収日にカシスオレンジの空き缶が大量に捨てられてんの知ってんだぞ! おっさんがカシオレ飲んでんじゃねーよ!」
溜まりに溜まった鬱憤。その全てを吐き出してみた。
「ご、ごめんなさい!」
しかし、その部屋から出てきたのは、おっさんとは対極。真逆も真逆な、美少女大学生だったのである。
それからかくかくしかじか。そうして始まるバ老肉JDとの半同棲生活。
当然、波乱や事件が頻発し――?