あらすじ

この春から大学生になる紅井菜穂子は、ひょんなことから首輪を嵌め、自らをペットと名乗るお嬢様、翼王道沙良羅と、その沙良羅にご主人様と慕われていた少年、神降悠、そして、沙良羅の執事である巻島半兵衛らと出逢う。 珍妙な三人組と出くわした菜穂子だったが、少しの間、彼女たちと行動を共にすることになる。沙良羅たちの行く先は、御雅来夜彦という人形師の元だった。 何気ない気持ちで同行を了承した菜穂子だったが、御雅来家も一筋縄ではいかない家系だった。御雅来夜彦の作る人形は、血の通った人間と区別がつかないほど精巧な人形だったからだ。 彼ら御雅来家の人間は、大咎人などと呼ばれる一族だった。その大咎人というのは、大昔から、この世界の片隅でずっとたった一つの技術だけを磨き抜いてきた人間たちの総称のことらしい。 だが、彼らの人形制作の技術は計り知れぬものだったが、それでも場は平穏そのものだった。多少の闖入者などもいたが、この頃になると菜穂子も沙良羅たちと打ち解け始めていて、夜彦の孫の砂鳥らとも交流を深めていく。 けれどその翌日、閂のかけられた密室の中、人知れず惨劇の幕が上がっていた。

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小説を読もう2024/07/07
  • 現在の作品ご主人さま探偵譚