あらすじ
世界最高のVRMMO「アルカディア・オンライン」が終焉を迎えると共に、原作と全く同じ世界へと転生する。
ここで自作の最強キャラに転生していたのなら、よかったのだが……
実際は、序盤で倒される最弱のボスだった。
ゼクス・アルトリオン。
伯爵家の子息ではあるが、近い将来、追放されて盗賊に身をやつし、悲惨な人生を送る存在。
そんな彼は「テイム」のスキルを身に宿していた。
これは使い手次第で最弱にも最強にもなり得る、可能性の塊……だったのだが。
ゼクスのパラメーターは異常に低く、そこらの犬すらテイム出来ないという始末だった。
それでも諦めることなく努力したが、しかし、全て失敗。
兄からは馬鹿にされ、指導者からもゴミ扱いされる。
新たな人生はバッドエンド確定なのだろうかと諦めかけた、そのとき。
――天啓を得る。
テイムは「自分よりも格下の存在」を使役するというもの。
であれば。
人権を奪われ、隷属の魔法を受けた、「奴隷」なら。
どんなに強い存在であろうと、テイムが出来るのではないか?
果たして予想は的中し――
その瞬間、夢のような人生が、開幕する。