あらすじ
【あらすじ】
宇宙の辺境にある星【地球】のそのまたさらに辺境にある水族館(絶滅危惧種の保護のために作られた、宇宙連合からの補助金によって運営されている施設)で受付嬢として働く天涯孤独の少女・ユキの前に、ある日、髪を青く染めた若い女・トオリが現れる。トオリは故人であるユキの父親の旧友であると言い、飛行スクーター【クリープラー】にユキを乗せて飛び立つ。その直後、宇宙連合による新型兵器の起動実験によって、ユキの住んでいた街は消滅する。トオリはユキを助けに来たのだった。二人は偽造パスポートを使って、宇宙船の発着港である【宙港】から宇宙へと旅立つ。旅の途中、ユキは、若く見えるトオリが既に五十台であり、顔の傷を化粧で隠していることや、自分の父とトオリがのっぴきならない関係であり、もしかしたらトオリが自分の母なのかもしれないということを知る。トオリは神の目の届く範囲では死ねないという罰を受けており、その範囲を超えた世界の果てを目指す死ぬための旅の途中だった。世界の果てまでユキは連れて行かず、信頼できる人に預けてゆくつもりだと言うトオリに、ユキは最後までついて行くと宣言する。「そんなこと言われたら、果てから帰って来ざるを得なくなるじゃないか」と、トオリは笑うのだった。
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