あらすじ
傷物令嬢と呼ばれて社交界から逃げるように生活していたミア。結婚なんて諦めていたのに、降って湧いたように第二騎士団の若き副団長セシルから求婚の手紙が届く。
絶対裏があるに違いない。別の女がいるに違いない。貴族の血筋との繋がりが欲しいだけ。
彼の冷淡な態度に、そう思っていたミアなのだが、それは勘違いだと言われて――
「この私が貴方に触れるだなんて烏滸がましいにもほどがあるではないですか」
「夫婦なのに?」
「そこは関係ありません。平民出身の、こんな私には、清らかな貴方に触れる資格などありません」
「あの、旦那様?」
「マイレディ、私は貴方からそのような呼び方をされるような立場にございません」
「……結婚してるのに?」
好きだという割には頑なに触れるのを拒否してくる。会話すらも恥ずかしくて出来ないらしい。目が合わないのも照れていただけ?
「やっぱり、傷物と言われている私なんて汚くて触れないだけでは?」
「そんなことはありません!」
「だったら、少しずつ仲良くできるよう、一緒に練習しましょ! ね?!」
本当に愛されているのなら、心身ともに満たされたい!
全身全霊で愛してください。
ミアとセシルの恋愛レッスンが始まります。