あらすじ

私は生まれた時からずっとこの町に住んでいる。 正直なところ。都会とも田舎とも言えないどっちつかずな所だけど、だからと言って特別困る事なんてない。 あ。でも、そんな「さすがに『観光地』とは呼べないけれど、ちょっと目立つ建物」はある。それはなぜか昔からあって、かなり古いけど真っ赤。しかも、これまたかなり珍しい洋館。 夕方になるとものすごく怖い雰囲気が漂っていて異質だから、小さい頃はよく親に「ワガママばかり言っていると、ここに連れて行くからね!」と脅された。 ただ、昔はここに人が住んでいたらしいけど、今は「ここに人が住んでいる」という話を聞かない。 「え? ここ……ですか?」 「ええ。そうよ?」 でも、その日ひょんな事がきっかけで、久しぶりに会った元幼馴染の姉から「もう夜遅いから泊って行きなさいな」と案内されたのは……その真っ赤な洋館だった――。

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小説を読もう2024/06/16
  • 現在の作品真っ赤な洋館