あらすじ
中学一年生だった栗花落澪は、理不尽ないじめを受けいていた。いじめに耐え続け、限界が来たのが中学三年生の頃。母親にいじめの相談を初めてした。けれど、母親は澪の味方にはならなかった。寧ろ、逃げているだけだと叱責した。絶望した澪はそのまま家を飛び出してしまう。家を飛び出した澪は、裏路地で海凪と名乗る男と出会い、連絡先を渡される。後日、再会した海凪は澪の事情を把握すると、爽やかな笑みを浮かべ澪に囁いた。
『復讐の舞台を用意してあげる』
澪は驚きながらも、それに頷いた。けれどそれは、更なる悲劇を産むことになる。
高校一年の春、栗花落澪が学校の屋上から飛び降りて自殺した。澪のことを嫌っていた生徒たちは、その事実に悲しむことはせず、寧ろ喜んでいた。そんな中、一人の転入生がやってきた。浅葱紫苑と名乗ったその生徒は、誰が見ても美しかった。才色兼備という言葉が良く似合う生徒で、クラスメイトは興味を示した。
浅葱が学校に来て一ヶ月後、教育実習として海凪が現れる。その瞬間、復讐が開始される。浅葱は小さく呟いた。
「全員死んじゃえ」