あらすじ

ある夏の日、突如地球全体にダンジョンが出現した。  剣道場で床と暑い抱擁を交わしていた迅切薙刃は、運悪くダンジョンの出現地点にいたため、そのままダンジョンに呑み込まれてしまう。  気付けば光源がないのにやや薄暗い洞窟の中。  手には納戸から拝借した錆び付いたらしき刀。  そして鉢合わせる異形の化物――というかゴブリン。 「ダンジョンってやつなのかねー」  昨今のネット小説で人気の、現代にダンジョンが出現した系のアレ。  それに巻き込まれるとかどんな確率だよ、と肩を落としながらダンジョンからの帰還方法を探し――気付けば三年の時が流れていた。  ようやく地球に帰還した薙刃が見たのは、すっかり現代ファンタジーに染まった世界。  官僚たちが真面目な顔で参考資料として現代ダンジョンのネット小説を漁るヤベー時代。  そして日本――延いては世界は唯一のダンジョン踏破者である薙刃から語られる情報にダンジョン出現以来の大旋風を巻き起こした。 「――ダンジョンを超えると、そこは異世界だった」 「あ、ちなさっさとダンジョンを踏破して『向こう』に基地なり何なり作っとかんと普通に異世界から侵略されるよ。ドマです」  混沌とも言う。

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カクヨム
カクヨム2024/08/25
  • 現在の作品どうやらダンジョンを踏破して異世界から帰還したのは俺だけらしい