あらすじ
都会の大手新聞社の丁稚である「僕」は、ある日どうでもいい仕事を任される。辺境にいる一人の老灯台守を尋ねて話を聞いてこいと言うのだ。
僕は気乗りしないながらも、天気の悪くなる中、灰色の道を通って灯台に辿り着く。汚い部屋に陣取った元航海士の男は、ぐずぐずと有る事無い事を要求したり突然寝たりしながら僕をはぐらかしていく。
そしてそうこうしているうちに僕の身の回りで、いや、その灯台の周りで奇妙な事が突然発生する。僕は果たして元航海士からきちんと話が聞けるのだろうか。いや、もっと言えば、無事に都に帰れるのだろうか。
命を保ったまま……。