あらすじ
◆簡単あらすじ
澄青密流(すみせ・みつる)が家を出た。
雨に誘われてとか、深い訳もない。
一方、高塔秘(たかとう・ひそか)は役者になれない事実に直面し、駅前で雨に打たれる。
自転車の車輪の向こうから絶望が見えた。
そこへ、傘を持った密流が現れる。
密流は彼を高塔さんと呼ぶ。
高塔は密流を密流くんと呼ぶ。
降りが酷くなってきたので、二人は地下鉄の入口に流れ込んだ。
そこは異世界へ通じる地下鉄で、行先は「**城」とだけ読めた。
高塔は全くお金を持っていなかったが、密流はゴールドパスを持っており、二人で旅に出ることにした。
所が、途中事故に遭い、城なぞなにも見えない所で下車することとなる。
お腹が空いたので、二人で店を探していた所、可愛い女給さんに呼ばれる。
それが焔灼(ほむら・しゃく)だった。
そして、地下牢へ追い込まれた。
齧り掛けの果物を放り投げられ、生きたかったら食べなと言われる。
二人はネガティブから這い上がる程元気ではなかった。
しかし、無駄に時が過ぎ、空腹が増すと、密流が食べようと誘う。
高塔はまだ足枷に引き摺られており、躊躇していた――。
◆登場人物
澄青密流(すみせ・みつる):男性。13歳。とこしへ中学校一年生。一人称は僕。
高塔秘(たかとう・ひそか):男性。19歳。まほろば大学一年。一人称はオレ。
時の方(ときのかた)・神原来世(かんばら・らいせ):中世的女性寄り。21歳。一人称は妾(わらわ)。時計城の主。
焔灼(ほむら・しゃく):女性。16歳。一人称はアタシ。実は猫の血も入っている。時の方の下僕。
◆よろしくお願いいたします。