あらすじ
水張靄は市立清藤高校の1年生で、超常現象研究会に所属している。
家庭内では暴力、クラスでは無視されている靄は、喋るのが苦手になり、まともなコミュニケーションを取るのが難しい。
靄と普通に接してくれるのは、限られた人だけだ。
世羅川エノ――超常現象研究会の会長で、清藤高校2年生。他の会員、宇都マコトと家入ルルも、靄に対して好意的だ。
クロウ・シェイファー――清藤市警察特殊警務課に所属する警察官。補導されそうになった靄を助けてくれて以来、たまに会って話をする仲だ。
靄は、エノとクロウ、二人に対するときめきを持て余している。
靄は自分が「言うことを聞かない、悪い子」だから、みんなに嫌われると思っている。
けれどもある夜、家から逃げ出した時に、超常現象研究会のメンバーとクロウが異形の怪物と戦う姿を目撃して――
「お前には、かつてこの星に仇なした『異星の魔女』の魂が混じっている」
そして少女は、「魔法使い」たちの世界へと足を踏み入れる。
―――
登場人物
水張靄:
市立清藤高校の1年生。家庭にも学校にも居場所がなく、優しくしてくれる「せんぱい」世羅川エノと、「くぅさん」クロウ・シェイファーに淡い恋心を抱いている。
色々考えてはいるものの、自己主張を聞き入れてもらえた経験が乏しいので、喋るのが苦手。自分のことを「悪い子」だと思っている。
クロウ・シェイファー:
清藤市警察特殊警務課に所属する警察官兼魔法使い。
ひょんなことから靄と関わり、なんだかんだで突き放せずにいる。
世羅川エノ:
市立清藤高校2年生で、超常現象研究会の会長。
入学式の日に靄を研究会に誘い、優しく接している。