あらすじ

元短距離走者の上條 充留(かみじょう みつる)は、突如失踪した婚約者・町村 密(まちむら ひそか)の足どりを追って、彼女の故郷、〆谷(しめたに)へ向かう。 〆谷は某県の紀伊山地を深く分け入った先にある山村。少子高齢化の著しい絶望的な限界集落にすぎない。 折しも〆谷では夏祭りを二日後に控えており、住民たちはその準備に追われているようだった。 ところが上條は密を捜すも、〆谷の住民たちの陰謀にはめられてしまう。囚われ、村に隔離されたのだ。 この村は異常だ。誰も彼もが狂気に我を忘れていた。 連中は、夏祭りの際、18年ぶりに秘儀『異人担ぎ』とやらを行うため、上條をご神体として祭りあげるのだと息巻く。 このまま、おめおめと神輿にされてたまるか。必ずや奴らの暴走をとめ、そして密を取り戻してみせると、上條は誓うのだった――。 ※これは遥彼方さま主催『夏祭りと君』企画、参加作品です。 ※参考文献 『聴耳草紙』佐々木 喜善 筑摩叢書 『異人論序説』赤坂 憲雄 ちくま学芸文庫 『異人論 民俗社会の心性』小松 和彦 ちくま学芸文庫 『藪原検校』井上 ひさし 新潮文庫 『魔の系譜』谷川 健一 講談社学術文庫 『民俗宗教 タタリと民俗社会』監修・櫻井 徳太郎 東京堂出版

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小説を読もう2019/07/02
  • 現在の作品〆谷集落の奇祭!恐るべき秘儀『異人担ぎ』!それはかつて、村ぐるみで行われた殺人事件の再現だった!祟りをもたらした神之助明神の正体とは如何なるものなのか?