あらすじ
『悪いけど、お母さんたち夜逃げします!』
「は……?」
明坂拓海は貧乏ながらも普通の高校生活を送っていた。だがある日、両親が借金を苦にして夜逃げ。彼は一人取り残され、借金取りから詰められることになってしまう。
殴る蹴るなど、一通りの暴行を受けた後にコンクリ詰めにされそうになっていた拓海。命運ここに尽きたか、と思われた時だった。
「その方の借金を私共が肩代わり致しましょう」
現れたのは二人の女性。
助け出される際に意識を失った拓海は、目覚めた時に彼女たちの素性を知った。姉の九条エレナは日本最大企業の代表、そして妹のアリスは――。
「あれ、キミって同じクラスの……?」
「は、はいぃ……!」
九条アリスは拓海のクラスメイト。
口下手で目立たない彼女との思わぬ出会いに驚いていると、彼は思わぬ申し出を受けることになった。
「借金肩代わりの対価に、アリスの専属執事になってくれないかい?」――と。
ひょんなことから執事になった少年と、口下手陰キャなお嬢様。
二人のラブコメディが、いま始まる。