あらすじ
アマテラスを主人公とした独自研究による比較神話学の物語。
この短編は、日本には古代に蛇信仰があり、アマテラスの正体は五十鈴川の水妖であるといううわさを読んで、書いたものである。だが、その根拠となる本のはずの吉野裕子「蛇」1978年を読んだが、まったくひとこともアマテラスの正体が蛇であるという根拠は書いてなかった。日本の古代信仰に蛇信仰があったのは事実のようだが、アマテラスが水蛇などただの妄説であった。ただ、蛇の古語はカガチというらしく、最後に「チ」のつく神は蛇神をもとにしているとした本もあるらしく、アマテラスが「オオヒルメノムチの神」であると書かれていると知って、この短編を勢いで書いたものである。後悔はないが、アマテラスが水妖だなどとは、書き終えた現在、微塵も信じていない。
元ネタがわかりました。筑紫申真「アマテラスの誕生」1962年でした。明確な偽書偽説です。