あらすじ

大陸一の領土と資源を持つ帝国エイリッヒと同盟国である隣国イヴェルムルは、かつて深い親交のあった国だった。  現皇帝の娘、ニーナはその豊満な体躯と豊かな髪。そして朗らかな性格が相まって国内でも人気の高い皇女である。  そんな彼女は愛されすぎて育ったせいか、24歳にもなって婚約者のひとりもいなかった。決して婚姻の申し込みがないわけではなく「気に入らない」と、父の一存で断っていたらしいのだ。  いつまでもこのままではいけないと、伯爵令嬢の友人に誘われた仮面舞踏会へ参加することにしたニーナは、なぜか自分を知っていた濡鴉色の髪を持つ神秘的な美しさの青年に、出逢って数秒で愛を囁かれてしまう。  のちに、彼がイヴェルムル王国の王太子ジゼルだと知る。  富の象徴である柔らかな肉体を持つニーナ皇女も大陸では名が知れているが、同様に彼もまた、ちょっとした有名人だった。  “冷酷無比な王太子”といえばまず彼の名が上がるだろう。  籠の鳥であったニーナはそんな王太子に一目惚れされてしまい、挙句の果てには舞踏会会場から“ふたりきり”で抜け出すことに。  どんなときも自分だけを見てくれていると実感していくうちに、彼に惹かれていく皇女。  しかし、親密になるにつれて、垣間見えてきたジゼル王子の影。  その理由は財政難に苦しみ、貧困化の進むイヴェルムル王国と大国エイリッヒの決裂にも原因があるようで――? 以下、主要人物紹介 ◾︎ニーナ……帝国エイリッヒの皇女。ふくよかな身体付きと、太陽のような微笑みは帝国民の癒しとなっている。 ◾︎ジゼル……無慈悲で冷徹だと噂の王太子であり、王国騎士団の軍将。癖が特殊であり、多くの女性を知ってきたが本気で愛したことはなかった。帝国皇女に心酔中。 ◾︎リサ・マークイン……伯爵令嬢で、ニーナの女学生時代からの友人。わけあってイヴェルムル王国にいる。 ◾︎ディック……イヴェルムル王国騎士。仕事はできるがやや言動が軽い。ジゼル王太子とは旧知の中。 ◾︎ミゲラ……イヴェルムル王国の騎士団長、そして大公の姪。ジゼルの幼馴染みであり元婚約者。小国の諸侯へ嫁いだらしいが? ※盗用無断転載は禁止。 ※当作品はフィクションです。

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カクヨム
カクヨム2024/07/01
  • 現在の作品★完結済★【富国のぽちゃぽちゃ姫がハジメテを奪われたのは難攻不落なはずの冷酷殿下でした】