あらすじ

物心ついた頃にはお母さんはブランデーと薬を一気に飲んでお父さんに介抱されて、他の家に行って帰って来ない日もあって、私には「いい女は他にも家を持つ」というよく分からない格言を言い放つこともあった。そんなお母さんにお父さんは文句を言わずに接し、尽くした。 私が十歳になった時にお父さんとお母さんは離婚した。 理由は分からず最後の日、昔ホテルで働いていたお母さんはすごく華やかなディナーを作ってくれた。それまでの堕落したお母さんとは全然違う。朝からお弁当も作ってくれた。中を覗こうとすると「幸せになれって魔法をかけたの。お昼までお母さんと早苗の秘密」そう言って、昼に開けたお弁当。 オムレツに文字が書いてある一段目と塩むすびだけの二段目。オムレツは嬉しかったが、何も入っていない塩むすびに落胆した。 お母さんがいなくなって七年が過ぎた。私は今、水曜日の苦悩に頭を悩ませている。

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カクヨム
カクヨム2024/08/12
  • 現在の作品水曜日の苦悩