あらすじ
きっかけは、「憧れ」の感情だった。
歳の離少しれた従兄が高一でプロゲーマーデビューし、日本屈指の格ゲーマーとなって、日本全国のゲーマーや、プロゲーマーファンを沸かせていた。
プロゲーマーのインタビュー雑誌でもゲーマー界隈の間でも話題と注目の的となっていて、その従兄の姿に感銘を受け、憧れた。そして思った。
"自分も、こんな風になりたい"と。
そんな過去を持つ俺だが、今となってはそんな感情は、もうどうでも良かった。並大抵、そんじょそこらの格ゲーでは物足りず、"もっと難しい格ゲーに挑みたい"という感情に侵され、いつの間にか、ふと気づいたら数々のクソゲーに挑んでいた。FPSから格ゲー、色んな物に心が折れては挑み、挑み、また、ふと気がついた頃には、クソゲー屈指のクソゲーマー達の間でも称賛に値するほど、いや、彼らよりも優れるほどの腕利きとなっていた。
そんな出来事にほんの刹那は嬉しくは感じていたが、そんな感情は消え去り、ただ一つクソゲーへの"熱意"に対する喪失感を感じていた。
ゲームに関して途方に暮れていた俺に、従兄が"ある話"を持ち掛けてきた。
その後は、俺が全く予想だにしていなかったことばかりが起こっていた。