あらすじ

「滝本耕一」 手記 曖昧なもの。 それは、人の優しさや気持ちの変化じゃない。 一番曖昧なのは、人の記憶だ。 時間が経つにつれ自分勝手に美化したり、都合のいいように書き換えてしまう。 今ある記憶が正しい事実だったと自信を持って言えるか。 記憶は自分だけのもの。誰にも覗かれない、唯一の管理者は自分なんだ。 だが、もしその記憶を失った時… 人はどうすればいい。 自分が自分じゃない。信じれるものもない。 そう、今の俺のように。 見たこともない部屋で目覚め、見たことのない自分の容姿に驚き、息が止まりそうになった。 味気のない部屋に唯一置かれていたものがある。 「厚生衛生省 国家精神衛生課」 という聞いたこともない行政機関に用意されていた書類だ。 その書類には【記憶を抹消し、第二の人生を送る】ことが記されていた。 なぜ自分は記憶を無くしてしまったのか。 なぜ第二の人生を送ることになったのか? 国家精神衛生課とは一体… 俺は、知らぬ間にこぼれ落ちた記憶を取り戻せるのだろうか。

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小説を読もう2014/11/21
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