あらすじ
中条青太は愛知県名古屋市で暮らす作家志望の24歳フリーター。
子供の頃から何の利益にもならない正夢を見る事があったが、数カ月前から犯罪性があったり、価値のある正夢を見るようになった。
その頃から、何者かに監視されたり、嫌がらせのような行為を受けるようになった。
原因は約1年前からバイトでやっている大学病院での風変わりな治験ではないかと疑っていた。
遂に空港で航空機爆破テロを起こそうとしているテロリスト達が夢に出てきた。
正夢を見た時に特有の倦怠感があり、不安に駆られた。
真偽を確かめに行くと、その場所も、テロリストも実在し、肩書まで夢と同じだった。
正夢だと確信したが、警察に正通報したところで信用される筈がない。
そこで創作仲間のタロに相談し、知り合いの探偵で元警察官の森田を紹介された。
話を聞いた森田は馬鹿馬鹿しいと思いつつも、実際に夢の内容が現実化している事、内容がテロ関連という事で、警察に情報提供した。
後日、男らが逮捕され、森田も中条の話を事実として信じざるを得なくなる。
中条の元に、同じく治験を受けている安藤雅人の友人・木ノ瀬輝が接触を図ってくる。
木ノ瀬から被験者は監視されている旨を伝えられ、被害を受けていたのが自分だけでなかったと知る。
安藤雅人の身に起きている現象は深刻で、幻聴のようなものが聞こえるようになったという。
森田に相談し、安藤と自分の被害を調べて貰うと、なんと二人共、警戒対象人物として防犯活動の監視対象に指定され、組織的な監視を受けていた事がわかった。
監視対象にしたのは警察の仕業だが、中条には前科も前歴もなく、何故、指定されたのか、原因がまるでわからない。
更に安藤は神の声兵器という特殊な軍事兵器を使用されて、変な言葉を聞かされていた事までわかった。
森田はこの時初めて、中条ら治験の話を聞かされて、何か裏があると考え、調査を開始する。
そんな時、千種警察署巡査部長の金田晴樹が、中条宅を訪ねてきて、被験者の落合裕貴が殺人事件を起こしたと聞かされる。
正夢を見るようになった原因は治験なのか。何故警察は防犯活動の監視対象にしたのか。全ての点が繋がって一つの線となった時、恐ろしい真実が明らかとなる。