あらすじ
主人公の男(中谷)が、学生時代につき合っていた芙美子の事を思い出すに従い、周囲の人間が次々と惨事に遭うようになる。
場所はファミレス、オフィス、工場やショッピングモール・・その全てが惨事の舞台となった。
ファミレスでは友人の顔が卵の裁断機のように潰され、工場ではセクハラ上司が、パワーショベルにより体を潰されてしまう。他にもショッピングモールでは、娘を虐めていた少女三人が悲劇に見舞われることになる。
そのどれもが長い指によるものだった。
その原因は何故か?
学生時代に資産家の令嬢と結婚を考えていた中谷は、芙美子を煩わしく思い、洞窟の底に突き落としていたのだ。
芙美子が死霊となって周囲の人を襲っているのではないか?
そう思いはしたものの、芙美子を突き落とした中谷には何も起きることはなかった。まるで芙美子の死霊に守られているようにも感じた。
惨劇が進む中、中谷の夭折した姉が一連の惨事に関わっていると思うようになった。
亡くなった姉には不思議な力があった。姉が弟を守るために、芙美子を適任者として自分の能力を授けたのではないのか。
このままでは死者が増え続けるばかりだ。何とかして惨劇にストップをかけた中谷は姉に語りかける。
果たして惨劇が止まることがあるのか?