あらすじ

高校入学を機に暗殺者デビューに挑んでいた仁村秀哉。 誰にもバレないであろう高所を取り、練習を重ねたスナイパーセッティングした。 風を感じ、相手の行動を読み、全てが完璧に見えた。瞬間だった―― 『暗殺はあそこ』 遠く離れた場所から、クラスメイトの、しかも隣の席の女子が秀哉を指さし、そう口にしたのだ―― ――日は跨ぎ、眺めの良い高所でピストルを構える中越澄麗は、暗殺デビューを果たそうとしていた。 親の期待に応えるために集中力を高め、幾度となく見たスコープを除く。 風速を読み、相手に照準を合わせた。刹那だった―― 『暗殺者が見えるか』 ――数kmも離れた場所から、クラスメイトの、しかも隣の席の男子が澄麗を指さして言ったのだ。 バレてしまえば暗殺などできる訳もなく、日は違えど2人は慌てて地上へと降り、呆気なく暗殺者デビューが幕を閉じてしまう。 悔しさか悲しさか、何故か2人は暗殺者であることがバレたと勘違いし、相手を始末しようと試みるのだが、ことごとく失敗に終わり、ただイチャつくだけ。 自分は暗殺のことについて言っているのにもかかわらず、傍から見ればただの惚気。 始末しようと遊びに誘ったのにもかかわらず、蓋を開けてみればただのデート。 そんな、暗殺者になれない少年少女の、勘違いイチャイチャ物語

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カクヨム
カクヨム2024/08/09
  • 現在の作品暗殺デビューした初日、隣の席の子に暗殺者だということがバレてしまいました。まだ人は殺してませんが、真っ先にそいつを始末しなくてはなりません。