あらすじ
とある異世界に勇者の一人として召喚された少年--天野鷲(アマノ シュウ)。彼は異世界を破壊へと誘う『悪しき親族の末裔』を信頼できる仲間たちと倒し、英雄となったーーはずだった。彼に着せられたのは『英雄』肩書ではなく『反逆者』の烙印であった。
彼は国王殺しの罪を着せられ、信じていたはずの仲間に追われる。最後に頼った、彼が慕っていた修道女ーーシェーラもシュウではなく上からの報告を信じた。失意の果てに王都を一望できる丘まで逃げたシュウだがそこで待っていたのは、シュウを兄のように慕う少年ーーユキトであった。
彼はそこで、ユキトの背筋が泡立つような受け入れがたい一面を見せつけられ、すべてが偽りであったと悟ったシュウは、何もかもを諦めて命を絶つ。
そこですべたが終わったはずだった。
彼はもともといた世界である日本と酷似した世界に生まれなおす。その世界は国などは同じだけれど、魔法や魔獣がいる科学と魔法が混同した世界であった。
生まれなおしたシュウは今世では人を疑いながら生きていくことを決意する。
これは、人間不信の元勇者が今の世界と異世界のすべてに牙を向く物語。