あらすじ
栄華を極めた幕府が滅び、日輪と呼ばれる島国は戦乱の時代に突入した。各地の将領は独立を余儀なくされ、日輪は千を超える小国に分離してしまった。全ての小国が自治で成り立っており、統治者を失った日輪は法も秩序もない無法地帯と化している。食糧、資源、領地、各地であらゆる物の奪い合いが発生していた。
殺生が最も稼げる時代柄、日輪中の猛者が《殺し屋》稼業に手を染めた。現代の戦争は各国の武将が先陣を切る時代ではない。敵国への侵略の際は殺し屋を雇い、自国の手を汚さず攻城を為すことが常套手段となっていた。殺し屋は武力の中枢を担い、標的にされた国はあっさりと滅ぼされていく。殺し屋の需要は留まることを知らず、殺し屋によって日輪が支配されるのも時間の問題であった。
そんな歪な乱世で唯一、殺し屋に対抗できる者いる。人呼んで《修羅狩り》。日輪の再興を目指し、要人の護衛を請け負う者達である。
十六歳の少女――黒斬刃(くろぎりやいば)は修羅狩りである。刃は各地の領主に雇われ、襲い来る殺し屋を易々と屠り去った。疑心暗鬼に陥っている日輪を再び一つにし、天下泰平を全土に齎すべく刃は尽力する。
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