あらすじ


メルトルヒト公国のマクシミリアン伯爵家の三男ハンスは、一〇年いた陸軍を除隊し、実家に戻って来ていた。
一八歳で正式に入隊して以来、上司や同僚からの信頼を獲得し、後輩からも慕われ、「未来の将軍」候補と目されていたハンスだったが、バラクラーヴァ会戦で足を切断する負傷してからというもの、まるで別人のようになってしまう。
軍人として国を守ることを誓い、貴族であることの責任と誇りを持っていたハンスの面影はどこにもなく、ただ日々を無為に過ごすだけの生活だった。
そんな彼を心配した幼馴染みのアルトゥールが、ある夏の日、気晴らしに小旅行へと誘う。
まったく気乗りしないハンスだったが、アルトゥールから「地獄にいたお前の病は、天国で癒やされるしか手段はない」と説き伏せられ、強引に連れ出されてしまう。
向かった先は深い森の中にある女子修道院。別名「愛の園」と呼ばれるこの修道院では、信徒を癒やす「月の宴」と呼ばれる日があるのだという。
そして、明日はその「月の宴」が行われる満月の夜だった。
アルトゥールの話に、ハンスはくだらないと一笑に付していたが、そこで出会った”尼僧”との出会いが、彼に再び生きる喜びを思い出させる一方、とある女性への思いがハンスの苦悩を深めることになっていき……。

インモラルなエロティックサスペンスです。

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アルファポリス
アルファポリス2024/08/06
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