あらすじ
舞台は中世ファンタジー。
新体操部に所属していた大学生の『メリア』は、ある日異世界に転移した。
転移した国は『ネイチャランド』という不自然なほど安直な名で呼ばれる、酷く貧しい国だった。
そこの修道院で『聖女』と呼ばれながら生活していた彼女はある日、シスターたちから、
『この国のフォブス王子と婚約してほしい』とお願いをされ、それを了承する。
しかし婚約したのもつかの間、
具体的には、
・軍議に口を出しても「戦争の責任者は、俺だ」と言って耳を傾けない
・「女と飯が食えるか」と言い、一緒に食事を摂ろうとしない
・貧しい母親の赤ん坊を殺め、僅かな金と毛布を対価として渡す
・さらにその死体を、敵対している国「レイペルド公国」との国境付近に飾って楽しむ
・まだ幼い少年を自身の近衛兵として働かせている
などの行動をフォブス王子は取っており、
彼をひどい暴君であると感じたメリアは反感を持つ。
それでもメリアは我慢をしていたが、
ある日夕食の際にフォブス王子は、料理に毒を盛られてしまう。
これを「メリアがやった」と道化師ベラドンナに濡れ衣を着せられてしまい、
婚約を破棄された上で逃亡生活を余儀なくされる。
フォブス王子からの追跡をかわすために、道化師ベラドンナ服を盗み、
道化師に扮したメリアは、
「無能王子」などと揶揄されている、フォブス王子の弟アイネス王子が統治する南部に逃げこむ。
そこで芸を披露したところ彼とその妹に「おもしれー女」扱いを受け、
宮廷道化師として採用してもらうことになる。
彼女はフォブス王子への復讐心を胸に秘め、
正体を隠したまま彼のもとで働くようになる。
小説家になろう・アルファポリスでも掲載しています!