あらすじ
日本国の平成天皇の生前退位には、人知れず五人の選ばれし人間が裏で暗躍していた。すなわち
青柳龍博ー財務省の役人、白石由紀子ー広告会社社長、赤羽幸雄ー映像制作会社社長、緑川美里ー弁護士。
彼らのミッションは平成天皇の生前退位だった。
歴史上、二百年以上前におこなった光格天皇が行ったのを最後に途絶えていた生前退位をスムーズに行うためのプランを彼らが要請されたのである。
五人が、それぞれに動く中、現内閣の恥部が明らかになる。
広告代理店D、TVプロデューサーB、半グレ、暴力団、内閣情報官という豪華な顔ぶれの繋がりが露わになる。
これは現実に起こった事件の断片を作者の妄想でつなぎ合わせたフィクションである。だが日本のリアルは私の妄想をあり得ないと一笑にふすほど健全であろうか、もしかしたら、私の妄想のはるか上にあるのではないか、そんな思いで作った物語である。