あらすじ
俺、柳瀬覚介の夢は『書籍化して漫画化してアニメ化して映画化して実写化するようななんかすげー甘くてイチャイチャするようなファンアートが量産されては社会現象になるようなヒロインとのラブコメ』を書いて周囲にチヤホヤされながら印税生活を送る事!
だがしかし、俺にはとある欠点があった……そう、描く作品のヒロインがなんか可愛くない!!!
15歳男子高校生=15年彼女いない俺にはラブコメを書く資格が無いと言うのかッ……!
「だったら幼馴染の私をモデルに書いたらどうでしょう?」
そう提案したのは学内最高の美少女と誉れ高く、並み居る男子学生の告白をふんわりと無慈悲に断ってきた『撃墜王』こと黒髪清楚な美少女幼馴染にして読書部所属の1つ上の先輩である月見詩乃であった。
「うーん、でも正直言ってリアルティが薄いんですよね。ラブコメなのに女性が魅力的ではないと言いますか……そうだ。昔のようにこの詩乃お姉ちゃんがハグしたり膝枕してあげるのってのはどうでしょうか? 大丈夫です、ここ読書部の部室には誰も来ませんよ……? 誰も、ね……?」
「スクール水着を着た女の子を見たことないですね? 文面見れば分かりますよ、それぐらい。じゃあ今からスクール水着に着替えてきてあげますね? ……見て、ちゃあんと、覚えましょうね……?」
そんな彼女は俺の書いたラブコメを優しく酷評しては、甘々な解決方法を実践してくれる取材協力者に……って、この取材方法、本当に間違ってないかな――⁉