あらすじ
私には未来の私の記憶がある。
それは、物語でいう、悪役の記憶だ。我ながらひどい女だった。
全てを奪われ、孤独にむごく死ぬのがお似合いの女だった。
――そうは、なりたくない。あのような孤独、二度とごめんだ。
私は母が残してくれたこの外見しかない、才無しの出来損ない。例え魔法が上手く使えなくても、それでも絶対諦めたくない。
私と共にいてくれる妖霊と契約し、孤独ではない、幸せになる未来を必ず掴んでみせる。
才無しのため家族に冷遇されていた少女が、白い饅頭姿の妖霊と交流し、夢に見た未来の記憶通りに国から追い出されても、図太く楽しく生きていく話。
昔投稿した短編「悪役彼女のハッピーエンド」とその続編の家庭教師編、婚約者枠争奪戦編含めた長編リメイク版です。
(まさか短編を覚えて下さっている方が存在するとは思わず、動揺で大の字になっております。ありがとうございます。0602)