あらすじ

「お前にはパーティーを抜けてもらいたい」

 ある晩のこと。
 アタッカーのリジン・ジョレイドは、パーティーの仲間たちと共に酒場で飲んでいた。
 そこでリーダーからクビ宣告を受けるが、納得がいかない。

 だが、リーダーが口にした一言で、全てを分からされてしまう。

「――アタッカー不要論」

 それは【勇者】の称号を持つ金級三つ星冒険者の発言だった。

 その人物は、自身がアタッカーであるにも関わらず、世にアタッカーは不要であると論じた。【勇者】の称号を持つほどの人物の言葉だ。アタッカー不要論が世界へと広まるのに、然程時間はかからなかった。

「おれたちのパーティーには、テイマーのおれが居る。魔物との戦闘行為は、おれが使役する魔物に全て任せればいい」

 今までアタッカーが担っていた部分は、テイマーが使役する魔物や、攻撃的なタンクが担うことが出来る。

 回復役として、ヒーラーは絶対に必要不可欠。
 メイジであれば応用も効くが、戦うことしか能のないアタッカーは、お荷物となる。だからリジンは必要ないと言われた。

「リジン、お前もアタッカーなら分かるはずだ。おれたちが冒険者になる前の段階で、既にアタッカーの需要は減っていた……それなのに、おれたちのパーティーの仲間として活動できただけでも運が良かったと思ってほしいんだ」

 今の世の中、アタッカーは必要ない。
 では、アタッカーとして生きてきた冒険者はどうすればいい?

 これは、アタッカー不要論の煽りを受けたアタッカーが、アタッカーだけのパーティーを組んで成り上がる物語である。

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アルファポリス
アルファポリス2024/05/30
  • 現在の作品テイマーとタンクとヒーラーがいるからアタッカーはいらないと言われてクビになったので、アタッカーしかいないパーティーを作ることにしました