あらすじ

「なん、な、な、に、なに、な」 目覚めた彼は脳内で渦巻く思考の奔流に溺れた。思考と呼ぶには欠ける汚泥の川であり、抑えようとしても、水しぶきを上げるように言葉が断続的に漏れ出る。 彼が意識を取り戻したことに気づいた看護師が医者を呼んだ。その医者が彼に言った。 「やぁ、意識が戻ったようですね。よかった」 「よか、よか? なに、あ、あ、なに」 口がうまく回らないことに彼は恐怖を覚えた。だが、周りの様子から見てここは病院で、麻酔が効いているせいだろうと考えた。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2024/05/20
  • 現在の作品事故後