あらすじ

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 のしあがれ、二代目!

 粗筋

 主人公・与無蔵(よむぞう)は、二十歳の男性にして江戸裏社会の一員である。彼の父・頭吉は、江戸中の賭博場を束ねる闇組織『猿組(ましらぐみ)』の初代筆頭親分であった。

 その頭吉が、元文四年(一七三九年)四月二十八日、夜中の路上で護衛ごと何者かに殺害された。

 彼の死は、一介の親分の死ではすまされない。

 そもそも頭吉が治めていた『猿組』は、ほかに芸事や人足といった別々の職能に基づく三つの組と手をとりあって、『ヌエ』なる集団を作っていた。『ヌエ』は、奉行所に賄賂を払ったり、組同士の利害を調整したりするのを目的としている。すなわち彼の死は江戸裏社会の混乱を意味した。

 与無蔵はすみやかに父の葬儀を開いた。頭吉の直属幹部や猿組の直参組長はもちろん、ヌエを構成するほかの三つの組……芸事と岡場所の狸組、人足と水運業の虎組、医療の蛇組……の各筆頭親分または名代が続々と参列した。

 それは、血で血を洗うヌエの内部抗争が始まったことを意味した。

 ※本作は拷問などの残虐場面、性的に倫理観の逸脱した人物の登場などを含みます(ただしベッドシーンはありません)。

 ※本作はフィクションであり、いかなる登場人物、筋、演出においても現実のそれとは一切関係ありません。

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アルファポリス
アルファポリス2024/05/30
  • 現在の作品ヌエの首継ぎ