あらすじ
20XX年、埼玉県内の地下鉄延伸工事中に突然、異界とつながる大穴が開き、次々とモンスターがわいてきた。だが日々自衛隊が対処に当たり、事態は沈静化したかに見えた。
しかしある日、大穴から知能の高い女魔人が現れ、人々は戦慄を覚えた(主に露出度の高いビキニアーマーに)。
橘樹葵(たちばなジュキ)は十六歳の男子高校生。
幼児期に戦隊ヒーローに憧れたことはあるものの、現在はギターを抱えて一人曲作りに没頭する陰キャである。密かにロックスターになりたいと夢見てオリジナル曲を動画サイトにアップしているが、全く人気が出ない。
宿泊学習の夜、ジュキの泊まる部屋のベランダに人間の言葉をしゃべる猫がやって来た。猫はジュキに魔法のステッキを渡し、
「女の子と口づけを交わせば変身して、女魔人に対抗できる魔法を使えるようになるニャ」
と話す。
変身して戦うことに胸を躍らせるジュキだが、女子とのキスに動揺する。
だがジュキの部屋に遊びに来ていた女子生徒、七海玲萌(ななみレモ)はなぜかものすごく積極的で、自分からジュキの唇を奪う。
レモとキスしたことでジュキは魔法少女に変身する。かっこいいヒーローになれると思い込んでいたジュキはショックを受ける。だが市民を守るため女魔人と戦う。
女魔人は強かったが、ジュキの可愛らしさにメロメロとなり弱体化した。
魔法少女になったジュキの姿はニュースや動画サイトを通じて人々に知られていき、誰もがその天性の愛らしさに魅了されていく。
鳴かず飛ばずだったジュキのオリジナル曲も、魔法少女姿で歌ったことで評価されていく。
これは華奢な体つきと可愛らしい顔立ちをコンプレックスに思っていた少年が自らの魅力に気付き、堂々と羽ばたいてゆく成長物語である。