あらすじ
こちら、西園寺シリーズの、ブラコンのスピンオフになります。
嫌いから始まる恋が一番最強なんじゃなかろうか。
そんなことを考えつつ新作投下です。
今回のヒロインは、ブラコンの茜の友人である、図書館司書の倉沢紗子。
不規則に発情《ヒート》を繰り返すトランスタイプのオメガである彼女は、その美貌とフロアでは滅多にお目にかかれないことから、図書館の妖精と呼ばれている。
そんな彼女は職場で突発的な発情《トランスヒート》を起こしてしまい、見知らぬ男性に助けられる。
発情《ヒート》によるトラウマを抱えている紗子にとって、その誠実な対応は心に残るものだった。
それからしばらくしたある日、メディカルセンターから事業部長補佐の市成が視察に訪れる。
仕事中の紗子を気遣ってくれた彼の態度に感動して、市成に惹かれていく紗子は、別の日に起こした突発的な発情《トランスヒート》をきっかけに、研究所《ラボ》の研究者である有栖川路《ありすがわみち》から、抑制剤の治験参加を勧められる。
市成との接点になればと治験参加を決めた紗子を見つめる有栖川の視線には、研究者とは違う別の感情が含まれていて・・・?
ナチュラバや、焦が愛で、黒歴史と失恋から始まる恋を、絶対不可能で嫌いから始まる恋を描いてきましたが、今回は、”勘違いと嫌いから始まる恋”でございます!!!
オメガバースの難しい設定はさらーっと流して、勘違いから始まる大人同士のジレジレラブコメをお楽しみください。
路くんは、焦が愛のヒロイン、梢の兄になります。
義兄の恋人から溺愛される親友を羨ましい気持ちでずっと見つめ続けて来た紗子が、自分だけの幸せを見つけるまでをのんびり綴っていきます。