あらすじ
5年前、世界の各地でダンジョンが出現した。
攻略すれば巨万の富に値する力が手に入るという。
限界成人男性の俺は、ダンジョンに潜り一攫千金を目指すことにした。しかし、実際に中にいたのは俺によく懐いてくれるかわいい魔物たちだった。
「ここに住もうかな」
こうして俺のダンジョンライフが始まった。
「へへへっ。今からこの毒ガスボールを使ってみたいと思いまぁす」
平穏なダンジョン生活に唐突な脅威が訪れた。その男は配信者らしく毒ガス実験のためにこのダンジョンへ入ってきたらしい。
「黒狼たち、俺に力を貸してくれるのか?」
俺と黒狼たちの怒涛の攻撃に迷惑配信者は気を失ってしまった。
:なんだこいつ!!!
:え、強すぎだろ
:黒狼に指示出してたよな?
:このダンジョンのラスボス?ww
:あの凶暴な黒狼が人の言うこと聞くことあるのか?!
:最強の人間? 現る!
どうやら一連の出来事が配信にのってしまっていたらしい。
「俺は丘本太木(おかもともとき)。このダンジョンを荒らしに来るやつは覚悟しておけ」
そう言い残し配信を切った。
そうだ! このダンジョンライフを配信すれば馬鹿な奴らも寄り付かなくなるのでは?
さらに小銭も稼げて一石二鳥かも!
このダンジョンライフの唯一の欠点、それは肉が食べれないこと。
小銭を稼ぐことが出来れば外の世界から肉を仕入れることが出来る!
俺はこれ以上ないほどの上機嫌で配信の準備を進めることにした。
:おい、あのダンジョンにはボスがいるらしいぞ
:確か名前を名乗ってたよな
:人間みたいな見た目で言語を話せるほど知のレベルが高いらしいぞ
:おいおい、そんなのが外に出てきたらたまったもんじゃないな。誰か討伐してくれよ
外でどのような噂が流れ始めたのかも知らずに。