あらすじ
春は出会いの季節。
逸見乙喜実《へんみおつきみ》が出会った二人の少女。
一人はレトロゲーのネット対戦で出会った人。
初対戦から一年近く連絡を取りながら一緒にゲームをやるはじめての友人であるHN:Lilin。
そんな彼女と春休みにオフ会をすることになって──。
もう一つの出会いは入学。
元々、家内通信義務教育という特定の学校に入学出来なかった場合に受ける自宅で課題をこなす制度を受けようとしていた乙喜実だったが、両親に召喚魔法の私立高校に行くように言われて無理矢理試験を受けることに。
小学校三年から中学卒業まで家内通信義務教育、ようはニートだったのにいきなり外の学校とかハードルが高すぎる。
とはいえ、受かればという話なので気持ちは割りと楽。
試験を受ける学校は少々特殊で、入学試験と入学案内が同じ日。
召喚魔法師は立場が低いため、第一志望にするには滑り止めが効かないタイミングに試験を受けさせられる。
逆に言えば家内通信義務教育制度を前提としているとも言える。落ちればすぐ制度を利用することになるので。
だから、さっさと落ちてまたニート生活に戻ろう!
……そう、思っていた時期が彼女にもありました。
「なのに! なんで!? マナ値測定不能時の警報が鳴ってるのぉおおお!!?」