あらすじ
圧倒的な力によって魔物を弾き飛ばす無双劇によって人気を博しているダンジョン配信者である一条有馬。
巷では最強の冒険者として崇められ、学生の身でありながら婚約者までいるまさに成功者としての道を歩んでいる
だが、その裏の実態は名門ある陰陽師家の落ちこぼれ。
有馬はダンジョンにいる魔物よりも遥かに強力な怪魔と長年戦い続けてきた陰陽師たちから爪弾きにされ、ダンジョンの方に逃げるような形で潜っている落ちこぼれでしかなかった。
その上、自分の婚約者が実は自分を追い出した家から追い出されたスパイで───っ!?
はて、ここで疑問を挟もう。
何故、強力な陰陽師たちはダンジョンに潜らないのか。
それは伝統が理由である。
何故、有馬が落ちこぼれとされているのか。
その理由は強さでも、才能あるわけでもなく、ただただ自分たちの伝統にはそぐわない戦い方であるから。
ただそれだけであった。
これは表では活躍するも裏では不遇でありながらも努力する落ちこぼれの物語ではあらず。
これは落ちこぼれ扱いされているだけの最強格の一人が表も裏も関係なく、多くの不条理を破壊しながら頂点に向かう物語だ。