あらすじ
短篇連作。
案内役は、記録天使ユメガタリヲス。
【永遠の原っぱを走ろう】
私の高校には、少し変わった行事がある。
それは、かつてこの学校の生徒だったカップルが飼い犬とともに自殺した――その慰霊のための儀式だ。
演劇部の私は、今年その進行役:霊媒者に抜擢された。
滞りなく進行していく儀式。
その時、私の体に異変が起こる。
【木が歩く林の森】
おれ・卓己は、友人の信也、恋人の陽子とともに、真夜中の『林の森』に入る。
そこはアレ界隈ではかなり有名な心霊スポットで、かつて連続猟奇殺人鬼・林が三十人を惨殺した場所だった。
この森の奥では、夜毎、林によって木に戻された村人たちが夜行するという。
【エーテルの真実】
様々なストレスに満ちている現代――。
それを発散するため、私はとある風俗店に入っていく。
そこは日頃抑制されている人間の本能を解放してくれるお店。
私、実はここの常連なの。
【地球侵略! 謎の宇宙モニュメントを破壊せよ】
高校入学直後――おれと謙二は、新入生を集めた親睦会キャンプに参加する。
だがそこに集まったおれたち以外の多くは、ケプラー1652bから地球侵略にやってきた先遣隊のヤツらだった。
地球人であるおれたち五人は、異星間の転送装置を破壊するため、山のてっぺんを目指す。
【トーマス・エジソンの電話機】
私・結月は、亡くなった恋人・義之からかかってくる電話に悩まされていた。
義之は、私に新しい彼氏ができたことに納得していない。
私は新しい彼氏の笹田さん、バイト仲間の霊能者・村木さんとともに、幽霊となった義之と対峙する。