あらすじ

「圭祐、子どもは道具じゃないんだよ」  にべもなかった。 「子どもを産まないとどうとか、子どもがいないとこうとか。結局は自分のことしか考えてないくせに、まるで子どものためかのようにそう言って。本当に反吐が出る。そんな奴らのせいで不幸な子どもは増え続けるんだ」 「幸せになる可能性だってあるだろ」  圭祐は、自分がなぜこんなにむきになっているのだろう、と不思議に思いながら口にする。 「可能性はね。でも、確実に幸せになるわけじゃない。子どもの人生を博打と勘違いしてない? 不幸になる可能性があるなら、産まない方がいいんだよ」

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カクヨム
カクヨム2024/05/09
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